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日商簿記2級とは何?

そろばん

意外に長い簿記の歴史

簿記の起源は古代ローマにあります。それまで行われていた物々交換から、貨幣を用いて商品の交換が行われるようになった時代に生まれました。この時用いられていたのが単式簿記と言われるものです。

現在、主に使われている複式簿記は中世イタリアの商人たちが用いていたものが起源とされ、数学者のルカ・パチョーリにより世に広められました。簿記の歴史は実に500年以上になるのです。

そんな簿記が日本で広まったのは明治時代。かの有名な福沢諭吉がアメリカの商業学校で使われていたテキストを翻訳し、「帳合之法(ちょうあいのほう)」という書物を出版したことに始まります。  歴史の長い簿記ですが、その形は昔からほとんど変わることなく現代に受け継がれていると言われています。

日商簿記2級のレベルは?

日商のロゴ

日商簿記2級とは日本商工会議所が主催の帳簿記入についての資格で、4級から1級まであり1級が最高級になります。

日商の説明によると2級は、高校程度の商業簿記および工業簿記(初歩的な原価計算う含む)を修得している、という事を証明する資格です。高校程度との記述がありますが、商業高校でない学校を卒業した場合、大学生や社会人でも合格するためにはそれ相応の努力が必要になります。

3級までは商業簿記だけですが、2級になると工業簿記も試験科目に追加されるところが、4級、3級との大きな違いでしょう。商業簿記が、商品を仕入れて販売する事業に用いるのに対し、工業簿記は材料を仕入れて製造、加工し販売する事業に用いられます。

また、履歴書に書けるのは2級からなどとも言われることもあります。2級取得は株式会社の経営管理に必要な技術の証明になり、3級よりも大きな企業の会計処理に対応できると言われています。資格取得は就職の幅を広げることにも繋がりますし、2級を足掛かりに1級や中小企業診断士、ファイナンシャルプランナーなどの資格取得も目指せます。

日商簿記2級が生かせる仕事

お財布がから

日商簿記2級が生かせる仕事には主に、経理・会計・財務があります。簡単に説明すると、経理は伝票整理や帳簿付け、決算書の作成、支払いの対応などを日々の業務で行います。会計はお金や商品の出入りを記録・管理することの全般を指して使われます。財務は経理や会計によって出されたデータや今後の事業計画などから資金計画を立てたり銀行からの融資を受けたり資金の運用を行います。

しかし、経理・会計・財務の仕事内容は個人や企業によって差異があります。ある企業では経理が行っていたことを違う企業では会計がやっていたり、経理や会計が財務を行っていたりします。

その他にも、簿記の勉強をすることで企業の資金の流れを把握できるようになりますので営業や企画、開発などでもその知識を活用できます。フリーランスで独立したい方でも自身の会社の経理を自身でできるようになります。

大企業から小さな商店でも、お金に係わらない所はありません。その流れを理解し、管理できるようになる簿記の資格取得は働くうえで大きなメリットになることでしょう。